本日の授業中のBGMはブラームス ピアノ協奏曲No2
“春”
待ち遠しく、心が躍る季節だったはず……
だがもはや“春”=“花粉症”なのである。塾生もほとんどが花粉症に罹っており、皆、鼻がグズグズ、眼もショボショボで、ただでさえ低い集中力が、更に低くなり勉強どころではないのである。私も、今の時期はまだ大丈夫なのであるが、ゴールデンウイーク近くなると、もう本当に「人生が嫌になる」ほどの重度のヒノキ花粉症で、朝起きた時点でのどが強烈に痛く、「あぁ、今日も負けの一日だぁ」とすでに敗者となっているのである。
今年の1月に知人と日帰りバスツアーで鳥取県まで出かけたのだが、大阪から鳥取県の境港までそのほとんどは山の中の中国道を走ることになり(4時間ぐらい)、その高速道路の両側はあたり一面の“スギ林”なのである。そうりゃもう、いつ見たってスギしか目に入らない、スギ・すぎ・杉の連続である。しかも、これまたそのほとんどは“枝打ち”されていない、根元から枝がぼうぼうの商品価値が極度に低いものばかりである。
おそらく、日本中の山がこんなありさまになっているのだと思われる。
そりゃ、花粉症になるって、みんな。
実際の話、山の管理なんかまとも出来ていなくて、建材にはならないのだから、伐採して、火力発電の燃料にしようよ。お湯を沸かして、蒸気を作るのに、原子力なんかいらないって、日本はそこらじゅう山ばかりで、杉だろうが檜だろうが、燃やすものには事欠かないんだから。日本に一番適している再生可能エネルギーは“木”だって。すでに技術的には木材チップ化も、木材用の発電炉も完成しているんだから、今からだって出来るって。
燃やして、お願いだから。