本日は土曜日、塾はお休み。BGMはビル・エバンズ「We will meet again」

DSC_0066 (800x531)再販されたデジタルリマスター廉価版

期末テストの結果がほぼ出そろいました。平均点はまだですので、実際的な成績の上下の判断はこれからですが、各学年数名の成績UP者を除き、概ね3年・2年生は現状維持、1年生はダウンとなりました。1年生の場合、1学期中間テストはほとんど参考にならないので、点数が下がるのはわかっていたのですが、塾側の予想以上に酷い点数が複数おり、正直ショックを受けました。また2年生の現状維持にしても決して高いレベルでの維持ではありませんので、このことについても塾として反省しなければなりません。

通常教材の追加再検討を含め、夏期講座の見直しをこれから大急ぎで始めたいと思います。明日、第55回目の関西塾長会(年4~5回開催される、個人塾の集まり)がありますので、是非、良いアドヴァイスをもらって来ようと思っています。この塾長会は関西圏の塾で持ち回りで実施されていますが、今回は広島県で開催されます。日帰りは少々しんどいので、私は明日は広島泊まりで、授業開始に間にように月曜日の昼過ぎに帰ってくる予定です。

「丕緒の鳥」(ひしょのとり) 小野不由美 新潮文庫

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「十二国記」シリーズ12年ぶりの新作短編集。このシリーズは最初ティーン向けの“講談社X文庫ホワイトハート”というオジサンが買うには表紙イラストが辛い文庫から始まったのですが、評判が高まり、同じ講談社の一般向け文庫に格上げ?され、さらに今回新潮文庫に版権が移り、完全版として全シリーズが再版されました。その最新オリジナル短編集です。シリーズの最初の方は学園物的で大の大人には少々取っ付きにくいですが、途中からはその完璧に構築された世界観に引き込まれ、異世界ファンタジーにどっぷりとはまり込んでしまいます。とにかく登場人物達が健気なので参ってしまいます。新作長編書下ろしも刊行されるようですがオジサンは何より健気な少年少女に弱いので読み続けるしかありません。この短編集から読んでもさっぱり世界観がわからないので、是非シリーズを最初から読むことをお勧めします、ハイ。