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昨日から夏期講座後半がスタートしました。クラブの合宿や家族旅行で欠席が多く、空席が目立つスタートとなりましたが、後半は予習を中心に頑張ってもらいます。夏期講座前半での小学生の素晴らしい集中力に敬意を称して、小学5、6年生の算数にビデオ解説とワーク教材が一体となった新しい教材を導入しました。夏期講座後半から使っていきますが、先取り学習に効果を発揮してくれると思います。
今回のお盆休みは、読書三昧、映画三昧&アルコール漬けの日々でした。昼間からビールを飲みながら、本を読み、映画を観て、それが夜になっても続き、たまに親戚やら友人と酒盛りと、なんとも理想的な休暇でありました、ハイ。……致命的に運動不足ではありますがね。
面白かった本と映画を一部ご紹介。
「人生の特等席」 監督ロバート・ローレンツ 主演クリント・イーストウッド
K・イーストウッドが監督を兼任せず、出演に専念したのは十数年ぶりなのですが、監督はイーストウッドの助監督を長く勤めていた人なので、とにかく破綻しない事だけを心掛けた演出になっています。ですから見た瞬間に、「このカップルは別れる」「この男は最後に痛い目に合う」「この二人は必ずくっつく」などなど、分かりやすいことこの上ないのですが、とにかくイーストウッドの「老い」が見事です。「グラントリノ」でも見せた“偏屈な頑固オヤジ”に拍車がかかり、もう名人芸というかイーストウッド本人が“老いぼれ”ぶりを楽しんでいます。
「大江戸釣客伝」 夢枕 獏 講談社文庫
江戸時代初期(5代将軍綱吉の時世)の有名人がオールスター出演の“釣り”取り付かれた男たちの話。獏さんの小説は何かに取りつかれるというか“もの狂い”の本が面白い。山に取りつかれた男の「神々の山嶺」、仏教(密教)に“もの狂い”となった空海を描いた「沙門空海唐の国にて鬼と宴す」などなど。この本もその系譜なので面白く読めます。本筋とはあまり関係ありまりせんが(いや、あるか)最近一部で再評価というか、実は名将軍だったといわれている綱吉の「生類憐みの令」はとんでもなく酷いお触れだったことがよくわかります。
えー続きはまた明日。