あまり興味のなかった「電子書籍リーダー」なるものを購入してしまいました。なんとなく読み難そうだし、まだまだ出版数は少ないし、新刊の場合、紙製と値段も変わらないし、何より「本」の一番の特性・徳性である「回し読み」が出来ないのが致命的だと思い、今まで手を出していませんでした。しかし、どうにも「本」が増えすぎて、本棚からあふれ出し、物理的な置き場所が無くなってきました。二重に置き、重ねて置いていますので、検索性はありませんし、弱い地震でも崩れ落ちそうになっています。そんな状態の中、いつも利用している通販サイトのAmazonでブックリーダー「Kindle Paperwhite」のモデルチェンジキャンペーンが行われておりました。「Kindle Paperwhite」はタブレットではなく、モノクロ画面のいわば活字専用のブックリーダーでとても読みやすいとレビューでの評価も高く、興味がそそられました。価格も9,980円とまぁ手頃ですし、現在キャンペーン中で11月30日までに購入すると1,980円分のクーポン(本のみ適用)付で、私も加入しているプライム会員だと月に1冊無料購読出来るようになっており、本の選択肢は少ないですが、会員料(年3900円)は回収できそうです。酔った勢いで「カチッ」とクリックし、先週の金曜日に商品が届きました。
この土日使ってみた感想は……「いいじゃない!」です、ハイ。ほぼ文庫サイズで持ち易く、読み易さも紙と遜色ありません。取り扱いも簡単で、紙本ではできない読み方(机においたまま読むや、暗がりで読むなど)ができ、チャンネルを変えるように複数の書籍を自由自在に行き来できます。もともと私は複数の本を同時進行で読んでいるので(本好きの人は皆そうでしょうが)この機能というか、操作性はとても新鮮かつ楽しいものでした。
電子書籍は出版数が本当にまだまだ少ないのが残念ですが、今後は電子書籍化されている作品はKindle Paperwhiteで読むことになりそうです。
本体以外にもAmazonのクラウドにバックアップして、書籍を蓄積出来ますので、将来「寝たきり老人」になっても、これさえあれば「本を読む」ことに苦労はなさそうです。ボケなければ。