公立前期受験者のうち専門課程の2名が合格しました。おめでとう、しばらくは勉強しなくていいけれど自分の意思で決めた進路ですから、しっかりと頑張ってください。普通科を受験したN君は残念な結果になりましたが、元々前期受験は「試験なれ」の要素が大きかったので、既に後期入試に気持ちは切り替わっています。後期入試は本当にあともう少しのですので、気持ちを切らさず頑張りましょう。

小学5年生の時から通塾していた、Tさん。塾では黙々と勉強する頑張り屋さんでした。当塾ではただ一人の6年生で6年の夏休み以降は英語や数学の学習に入り中学校にむけて、しっかり準備をしてきたのですが、この3月に東北は岩手県に引越ことになり、2月28日が最後の授業になりました。

君なら大丈夫、元気で!

岳飛伝-8巻- 北方謙三 集英社

遂に岳飛軍と梁山泊軍が同盟関係になりました。水滸伝から続くこのシリーズは英雄譚ではあるのですが、根底にあるのは「やるべきこと、しなければならないこと」を文字通り「地に這いつくばって」でもやり遂げていく男達の物語であります。そこには「楽しい」も「やりがい」も「夢」も関係ありません。水滸伝では最大の動機付けであった「替天行道」の志(こころざし)すらも、岳飛伝では薄れていき、組織のため、仲間のため、そして民のために、「やるべきこと、しなければならないこと」を名も無き一兵卒から将軍、統領までがただただ行っていきます。なんだか「夢のため」とか「自分探し」とか「成功するため」とかの動機付けは本当はとても薄ぺらいものだということをしみじみと感じてしまいます。

DSCF1568 (640x480)他にも紹介したい本がたくさんあるのですがね。