3月12日に大阪公立後期入試が終了し、中学3年生全員が卒塾しました。合格発表は今週の19日水曜日、朗報を待つのみです。
先週末より保護者面談会が始まりました。成績の向上が見られず、現状維持組が多いので、今回も塾として辛い面談会になっています。塾は「成績をあげてなんぼ」ですので、なんの言い訳もできませんが、保護者の皆さんは辛抱強く結果成果を待って下さっています。その期待に是非応えたいと心底思っています。
「期待されたら応える、少なくとも応えるべく努力はする」
頼むわ、塾長も全力で期待しているのだから頑張ってね、ホント。
天冥の標VII 新世界ハーブC [Kindle版] 小川一水
天冥の標シリーズ第7部。第6部にて壊滅的ダメージを負った人類。そして最後に残ったのは5万人の子供達。その生き残った少年少女達が繰り広げる絶望と希望そして未来をかけたサバイバル。大人がいない閉鎖空間での子供達だけのサバイバルはW・ゴールディングの「蠅の王」を思い浮かべさせます。実際に「蠅の王」的方向に進みそうになり、読むのが辛くなりそうだったのですが、「蠅の王」は少年達だけのサバイバルなのに対し、こちらは賢明聡明な少女達がいますので、「蠅の王」が現れることはありませんでした。このシリーズは全10部構成になる予定の壮大な時空間を舞台とした叙事詩ですが、この第7部で第1部に繋がりました。「そうか、あの星はこの星だったのか」と謎を解くカギが提示され、この後の終盤でこれまでバラバラだった物語のピースが一気の収束することになりそうです。いや、お見事!