昨日の金曜日で1学期が終了しました。事前に言ってあるので塾生達は通信簿を持ってきますが当然、忘れる塾生もおり、「忘れたけど、点数は覚えてるから書きます」「ダメ、お前らの記憶力は信用ならん、次の時必ず持って来い」……というやり取りが学期末ごとに毎回行われます。記憶力の信用はともかく、塾としては評点もさることながら「遅刻・欠席」回数もチェックし、その回数が多い時は「お前なんで、こんなに休んでんの」とか「遅刻が多いってのが一番最低だね、実際」など文句をつけなければなりません。そして通信簿評点に関しては定期テストの獲得点数から考えて高い点数が付いている場合は「おう、提出物や授業を真面目にやってんだな」と褒め称え、低い点数の場合はやはり「お前何やってんの、テストの点から言ってこんな評点は提出物を出してないか、よっぽど授業態度が悪いかだぞ」と厳しく文句をつけることになります。 通信簿の評点や評価が入試時の持ち点となり、合否に大きく影響しますので事あるごとに、何度も何度も言い聞かせなければなりません。いや、本当に何度もです、ハイ。

天冥の標Ⅷ 第8部part1 ジャイアントアーク kindle版 小川一水

とうとう第1部第1巻に戻ってきました。第1巻では「正体不明の獰猛な怪物」だった“イサリ”の視点を中心に進んでいきます。この巻からおよそ800年間にわたる時の流れのなかでこれまで語られてきた物語がこれから一気に収束していくようです。第1部ではよくわからなかった登場人物達の因縁や物語世界の状況をものの見事に連結関連させることになりました。まるでバラバラな布が一枚に縫い合わさり壮大な絵画に仕立てあげられたようです。完結は第10部まで待たねばなりませんが「読書の楽しみ」の極みを感じさせるシリーズです、ホント。

DSCF2002 (640x480)現時点で日本SFの金字塔です、ハイ。