様々な世代、職種を超えて「反対」の大合唱が巻き起こったなか「安全保障関連法案」が今国会で可決成立しました。ほとんどのマスコミ、メディアも極めて高い論調で「反対」を展開しているので、「賛成」の表明は難しいようですし、その声はあまり取り上げられません。そんな中で私が個人的にとても気になっている「反対」派の意見が「他国(まぁ、アメリカでしょうが)の争いに巻き込まれるはごめんだ」と「日本は70年間戦争をしない平和国家」という考えです。我が国は官民をあげて、「グローバル化」に取り組み、突き進んでいます。その為に小学生の必須科目に「英語」を入れ、中高生英語も「学問」から実用性重視に大きくシフトしました。他国を巻き込み巻き込まれるのが「グローバル化」ではないのでしょうか。日本はかつて「お金」を稼ぐことだけにたけた「エコノミックアニマル」と言われていた時代がありましたが、日本にそんなことを許しておける状況などとっくになくなっているのが今現在の世界情勢なのだと思います。そして日本が朝鮮戦争にしろ、ベトナム戦争にしろ戦争に参加せずにこれたのは他国(主にアメリカ)が肩代わりしてくれたからです。そのことを無視してまるで自分たちの意思や力だけで「平和国家」を維持してきたと誇らしげに語ることにとても強い違和感を覚えています。「戦争」は絶対に反対ですし、したくもありません。しかし、「私たちはお金を稼ぐために世界中を相手にしますが、どんな争いにも一切加わりませんし、関係ありません」も通用しないと思います。
安全保障関連法案
21 月曜日 9月 2015