今年の秋も残念ながら、北海道、東北を中心とした北日本に台風による大きな災害が発生してしまいました。昨年は豪雨による鬼怒川堤防決壊がありましたし、近年は毎年と言っていいほど大きな地震や噴火、洪水など広域自然災害が発生しています。「幸い」と言ってしまうと不謹慎になってしまいますが、気持ち的には他府県に申し訳ないほど大阪では大きな災害が起こっていません。そんな中で先週の20日に台風16号による警報が発令され、府内ほとんどの小中学校が休校になりました。しかしながら、これまで当塾では気象警報が発令されても、通塾の判断は塾生、保護者にお任せし、塾側から休塾にすることはありませんでした。基本的には塾を開けておいて、来る来ないは自由にしてもらうようにしていました。ですが、これまで何度も何度も甚大な被害報道を目にしてきたこと、私自身の年齢的(年寄になった?)なこともあり、今回は「休塾」にすることに決め案内メールを送信いたしました。
結果的には「休塾」の判断をした午後3時頃が一番のピークであり、夕方6時頃には警戒警報も解除され、塾の学習時間帯は雨すらも降っていない状況で通塾には問題ありませんでした。警報解除の段階で「休塾」を取消し、「通常通り」の案内メールを送ることも考えましたが、「休み」と連絡した以上、変更は混乱すると思い、そのまま「休塾」とさせていただきました。翌日、塾生から「全然、大丈夫だったやん、なんで休みにしたん」「昨日の分、振替あんのやろ、迷惑やわ」等々、疑問、苦情がでて、「申し訳ない、俺の判断ミスや、許せ」と謝り、頭を下げました。
今後はルールを決める必要があると考え、「様子見の自宅待機」案内メールなどの方法もあるなとも思いましたが夕方3時時点で大雨暴風警報が発令されている場合は「休塾」といたします。塾生には迷惑をかけ、今回のように不満になる場合もあるでしょうが、所詮はただの「通塾日」です、当塾の場合、振替調整はなんとでもなるので振替で対応したいと思います。
「安全」に関することはいくら「無駄」になっても少しも問題ないのだと最近つくづく考えさせられました。