夏期講座ですが本年度は前半の3週間を数学、英語の重点的な復習に充てました。数学は計算力を身に付けるために学力に合わせた教材で「量」をこなし、英語は動画で文法を学習した上で準拠教材ワークに取り組み、3年生は社会の歴史と地理の総復習も行い、概ね予定通りに進めることが出来ました。後半は2学期の予習に入っていますが予定単元は終了できそうです。
酷暑の中、夏の甲子園大会が行われていますがこの大会の地方予選において、甲子園出場がかかる決勝戦に注目を集めていたエースピッチャーを起用しなかったことがプロ、アマチュアを問わず現役、OB、大リーガー選手、さらには他競技選手を巻き込んだ大きな論争になりました。それぞれの立場や思いで様々な意見が飛び交っていましたが一番びっくりしたのは大物OB解説者が言った「ケガが怖かったら、スポーツはやめた方がいい」という発言です。野球界にはケガのリスクを常に考えたプレイをし、故障の少ない身体を造るための独自のトレーニング方法や徹底的な準備を重ねることで、日米を通じた長い現役生活においてケガによる欠場が全くと言っていいほどなかった“イチロー選手”という素晴らしい手本があるのに「何を言っているのだ」とあきれ返ってしまいました。現役を引退したイチローさんの野球への取り組みやトレーニング方法は大リーガーに大きな影響を与え、引退した後もその共感はやむことがありません。「不可抗力によるケガ」と「未然に防ぐことが出来るケガ」の区別もつかないのであれば指導者失格ですし、若く、経験の少ない選手ほど無理をしてしまいますのでそれを防ぐのが指導者の役割です。競技の種類を問わずイチローさんの実績と実践してきた事はスポーツ界の大きな財産にすべきなので無駄にするのはあまりにも大きな損失だと思います。
夏期講座&イチローという手本
21 水曜日 8月 2019