昨日は恒例の関西塾長会でした。今回は兵庫県川西市で行われましたが、関西地区のみならず、広島県、岡山県、高知県からも塾長達が集まり、塾運営、教材の議題で会議をしました。今回は「英語が苦手な塾生」について、毎回岡山県から参加してくれている塾長から「適切な教材がないので、作ってしまいたい」というサンプル付きの提案がありました。以前より「苦手な塾生」向きの教材がないことが各塾長の悩みだったので、様々な意見や希望、要望が沸き起こり、塾長会としても願っても無い提案となりました。今後の発展展開がとても楽しみです、ハイ。岡山県のH塾長頼みですが……
「ゴーダマは、いかにしてブッダとなったのか」佐々木閑 NHK出版新書kindle版
原始仏教について、当時の時代背景からブッタの生涯と初期弟子たちを中心に原初の仏教教団を解説しています。日本で仏教とされている「大乗仏教」がブッタ=お釈迦様の元々の「教え」と別物と言えるぐらいかけ離れていること。そして「自分自身の悩みを解決するために「出家」し「修行」しなければならないから、「徹底的な非生産者となる」ための手段として「托鉢」があり、比丘(僧侶)は世間の善意よってのみ生かされていることなど、仏教の本義が語られています。一日教養講座での講演を書き起こしたものなのですが、とても平明でわかりやすい本になっており、入門書として最適です。