各中学校では中間テストが終了しました。高いレベルをしっかり維持出来ている塾生や大きく成績を伸ばしている塾生がいる一方、現状維持や低いレベルに落ち込んだ塾生もいます。とにかく授業中でも言って聞かせているのですが「誤魔化さない」で学習して欲しいと思います。
今月の15日に恒例の「関西塾長会」がありました。この塾長会には遠く高知県や岡山、広島県、そして兵庫県や京都府からも集まっています。今回は「学習意欲」「やる気」が低い塾生の対応策について多くの時間を使い議論をしました。皆個人塾の塾長であり、それぞれの塾長の個性によって、教室のカラーや運営方針は違いますが、このことは共通の問題なので、各塾の様々な事例をもとに話し合いが行われたました。残念ながら普遍的な決定策は見出せませんでしたがわずかでも自分の教室に活かせるアイデアや方法を探すことが塾長会の目的です。今回、最終的に皆が認識を一致したのは「やる気の無い子を排除しない」です。皆塾歴の長いベテラン塾長ばかりなので、塾には「勉強したい人だけが来る」状態を経験していますし、無意識にそう思いがちです。私も「お金を払ってまで勉強したいから塾に来てんのやろ、やる気がないなら帰れ」とよく怒鳴っていました。しかしながら近年、子供たちの学校教育環境も急激に変化していくなかで集合授業を行わず難関校向けの進学塾ではない個人塾においては学校授業の補完性も含めその役割も少しずつ変わってきているはずです。塾として「やる気のない子」を排除せずに「学習意欲」を高め、維持できる環境を整えていかねばなりません。
日本の学期制度は4月に入学式が行われて3月に卒業です。学校も塾も4月が1年の始まりで3月がその終わりです。今年度も早くも半年が過ぎ10月からは後半の6ヶ月になりますが、たぶんこの半年もあっという間に終わってしまうはずです。悔いのない残り半年にしたいと思います。そして受験生には本格的な受験シーズンの始まりでもあります。全力で頑張りましょう。
中間テスト&やる気
23 月曜日 10月 2017